川上弘美 『ざらざら』
『あいたいよ。あいたいよ。』 二回、言ってみる。 それからもう一回。あいたいよ。 |
そんな時代もあったよねぇ~(*´m`)むふ♪

♥ 草原の落ち葉です。 *写真はクリックすると大きくなります
川上弘美さんの 『ざらざら』という本を読んでいます。
ショートショートストーリーばかり 23編。
帯には、一番上に書いた文章と一緒に、 『愛しい風が吹き抜ける珠玉の短編小説集。』 とあります。
「忙しいときは、こんな短編集が良いかも~」と、
新聞で紹介されていたので、図書館で借りてみました。
主に若い女の子を主人公にした短編集で、
まだ半分ほどしか読んでないのだけれど、 『ざらざら』 の他に、
『ときどき、きらいで』 『オルゴール』 『春の絵』 『桃サンド』 『草色の便箋、草色の封筒』 『クレヨンの花束』 ・・・
タイトルを見るだけでも、なんだか夢があっておもしろそう~♪
その中で 『淋しいな』 という、8ページの短編があって、こんなことが書いてありました。
「彼にふられたのは、火曜日の夜だった。火曜日というのが、あたしは一週間の中で一番好きだったのに。」
から始まる文章があります。
それがちょっとおもしろいので紹介しますね。
月曜日はまだまだ熟していない、青くさいメロンみたいな日。 水曜日木曜日は、少し熟しはじめたバナナ。 金曜土曜ならば、今にも枝だから離れようとしているパパイヤ。 そのどれでもない、匂いもほとんどしないような、けれどかすかな甘みのある、フルーツトマトみたいな火曜日が、あたしはいちばん好きだった。 清潔で、ちょっとよそよそしくて、きりっとした日。 (注:勝手に改行しました) | ![]() |
わたしにとって火曜日は、唯一なぁ~んの予定もない曜日。
でも、しなくちゃいけないことがたまってたり・・
かと思うと、お友だちから遊びの予約が入ったり・・・
でも、なんだか “ホッとする曜日” です。
みなさんにとっての火曜日は?
そして、それぞれの曜日にどんな印象を持っていますか?
さて今日はどんな火曜日になるかな?
ゆずの歌に 『恋の歌曜日』という歌があったけれど、
せめて 『濃いの火曜日』になるといいんだけど・・・(笑)
<今日のココロのカタチ: って言うんで、美容室行ってきまぁ~す>