ミーヨンさん
路上生活者や、雑草、などをシリーズで発表されている方のようなのですが・・・
わたしがミーヨンさんを知ったのは、「ナナイロノコイ」 という恋愛小説のアンソロジーで、
はじめて小説家としてのミーヨンさんに出会いました。
『ナナイロノコイ』 はミーヨンさんの他、
江国香織・角田光代・井上荒野・谷村志穂・藤野千夜・唯川恵の7人の小説家による短編集で、
それぞれが大好きな小説家でもあり、すらすら楽しく読めました。
でも、なぜかミーヨンさんの 『くらげ』 だけは、一気にすらすらとは読み進めませんでした。
“恋愛 ” について、文中、こんな会話があります。
「他人という異文化とつき合うのだから、それは簡単じゃないわ。
ひとはみんな自分という文化を持っているからね」
@たしかに、他人というのは言ってみれば “異文化” なのでしょう。
そしてこんな会話も。
「わたしの場合、それぞれの恋人がそれぞれのわたしを引き出してくれるって感じなの。
わたしはひとつじゃないから。
今までたまたま表に出るチャンスがなかったわたしの中の一部分が、相手によって引き出されるの。
さもうれしそうにね。そんな機会がなければ絶対に出番がないのだから」
@なるほど・・恋愛中の自分を考えると、
自分にはこういうところもあったのだと、相手によって教えられるかも・・・
♥ 近所の空き家

*写真はクリックすると大きくなります
ミーヨンさん風に?ご近所の空き家を撮ってみました。
ここに住んでいた方が引っ越されてから、数ヶ月が経っているようです。
無人となった家は、なんだか急に古びていくような気がします。
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1990年、日本人の男性ナオキと結婚したミーヨンさんの目から見た「ソウル・パリ・東京」。
そして、人びとをめぐるささやかな軋轢と葛藤を言葉と写真でつづった
『トラヴェローグ』 ↓ がおもしろいですよ。
「トラヴェローグ、ソウル・パリ・東京」 → 第1回 存在の確かさと不確かさ → 第2回 異文化の温度差を超えて |
<今日のココロのカタチ:恋愛によって違う自分を発見する機会は今後あるのでしょうか?(  ̄∀ ̄)'`,、'`,、'`,、'`,、>